著者: 渡辺 淳一
タイトル: 反常識講座

 「非常識」ではなく「反常識」ってところにミソがある。
 常識を知った上で常識を裏返してみてみよう、って事である。
 「一夫一婦制が崩れるとき」という章かがあるが、一夫多妻制ではなく多夫一妻制の可能性もあるってことで笑える。
 こうあるべきだとかこうしなさいというべき論でなく、こういう可能性も検討したらどうか、という投げかけであり読んでいて楽になったような気がした。
 なぜか気持がすーっとした本です。